日本アニメーション史において金字塔を打ち立てた「エヴァンゲリオン」シリーズは、1995年のテレビ放送開始から現在に至るまで、世代を超えて熱狂的な支持を集め続けています。その中で、劇場版アニメーションは庵野秀明総監督をはじめとする制作会社カラーの手により、幾度もアップデートと進化を遂げてきました。
本記事では、ファンや視聴者が最も気になる「エヴァンゲリオン映画公開日」の全貌を、旧劇場版から新劇場版の完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版』まで時系列順に解説します。公開スケジュールやシリーズの歴史的変遷を網羅し、作品が歩んだ軌跡を分かりやすく紐解きます。
エヴァンゲリオン映画の歴代公開日とシリーズ全体の歩み

エヴァンゲリオンの映画史は、1997年に公開された旧劇場版からスタートしました。テレビシリーズの完結編として社会現象を巻き起こした旧作群を経て、2007年からは完全新作である「新劇場版」シリーズが始動しました。公開順に作品を追うことで、庵野秀明監督が描きたかった世界の拡張と技術的進化が鮮明に浮かび上がります。
公式発表資料や当時の公開記録によると、各作品のリリースはファンの予想を良い意味で裏切り続けるサプライズの連続でした。まずは、シリーズ全体の公開スケジュールを一覧で確認し、それぞれの作品がどのような文脈で発表されたのかを整理していきましょう。
【一覧表】エヴァンゲリオン歴代映画の公開日と作品概要
ここでは、1997年の旧劇場版から2021年の完結編にいたるまで、エヴァンゲリオン映画の全公開スケジュールを分かりやすい表にまとめました。作品ごとの公開日やサブタイトル、当時の位置づけを一目で把握できます。
| 公開日 | 作品名 | シリーズ区分 | 主な特徴・概要 |
|---|---|---|---|
| 1997年3月15日 | 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生 | 旧劇場版 | 「DEATH」編と「REBIRTH」編で構成された劇場公開作品。 |
| 1997年7月19日 | 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に | 旧劇場版 | テレビ版の結末を再構築した、実質的な旧シリーズの完結編。 |
| 1998年3月14日 | 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)2 / Air / まごころを、君に | 旧劇場版 | 3作品を再編集・リバイバル公開した総集編的な位置づけ。 |
| 2007年9月1日 | ヱヴァンゲリオン新劇場版:序 | 新劇場版 第1作 | テレビ版第1話から第6話までをベースに、最新映像技術でリメイク。 |
| 2009年6月27日 | ヱヴァンゲリオン新劇場版:破 | 新劇場版 第2作 | 新キャラクターの登場や新機体の投入により、物語が大きく独自路線へ展開。 |
| 2012年11月17日 | ヱヴァンゲリオン新劇場版:Q | 新劇場版 第3作 | 前作から14年後の世界を描いた衝撃の展開。物語は大きく様変わりする。 |
| 2021年3月8日 | シン・エヴァンゲリオン劇場版 | 新劇場版 完結編 | コロナ禍による度重なる延期を乗り越え公開された、全4部作の完結編。興行収入100億円を突破。 |
旧劇場版の公開と社会現象化までの歴史的背景
1995年10月から1996年3月にかけてテレビ東京系で放送された『新世紀エヴァンゲリオン』は、その緻密な設定と心理描写で瞬く間に日本中の注目を集めました。しかし、テレビシリーズ終盤の展開や結末について、ファンの間でも様々な議論が巻き起こりました。
こうした状況を受けて制作されたのが、1997年に公開された旧劇場版です。同年3月に『シト新生』が公開され、同年7月には真の完結編となる『Air/まごころを、君に』が封切られました。当時の映画館には連日長蛇の列ができ、深夜から並ぶファンが続出するなど、アニメ映画の枠を超えた社会現象となりました。
新劇場版シリーズの始動:「序」「破」「Q」の衝撃
旧劇場版の完結から約10年の時を経た2007年、庵野秀明監督は自ら立ち上げた制作会社カラーのもとで、新たなプロジェクト「ヱヴァンゲリオン新劇場版」を発表しました。これにより、かつてのファンだけでなく、新しい世代のファンも巻き込んだ巨大なムーブメントが再び巻き起こります。
2007年9月公開の『序』では、おなじみのストーリーを最新のデジタル作画と3DCGでブラッシュアップし、圧倒的なクオリティを見せつけました。続く2009年6月公開の『破』では、新キャラクター・真希波・マリ・イラストリアスの登場や急展開を迎えるストーリー構成により、旧作を知るファンをも大きく唸らせました。そして2012年11月公開の『Q』では、前作から14年後の荒廃した世界が描かれ、予測不能な展開が視聴者に強烈なインパクトを残しました。
完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開と記録的ヒット
「新劇場版」の最終作として期待を集め続けた『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、制作上のこだわりや社会情勢の変化に伴う度重なる公開延期を経て、2021年3月8日にようやく公開日を迎えました。
公開初日から驚異的な動員を記録し、最終的な興行収入はシリーズ最高となる102.8億円を突破しました。制作会社カラーの総力が結集された作画クオリティ、そして碇シンジをはじめとするキャラクターたちの物語の着地点は、長年エヴァを追い続けてきたファンたちに深い感動とカタルシスを与え、歴史的な大ヒット作となりました。
【エヴァ映画公開日】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:エヴァンゲリオンの映画はどの順番で見るのがおすすめですか?
A1:基本的には公開順、すなわち新劇場版シリーズ(『序』『破』『Q』『シン・エヴァ』)から視聴するのが最もスムーズです。より深く世界観や歴史的背景を知りたい場合は、1995年のテレビ版および1997年の旧劇場版に触れることで、作品への理解がさらに深まります。
Q2:新劇場版と旧劇場版のストーリーは繋がっていますか?
A2:公式発表や作中の描写において、新劇場版はテレビ版・旧劇場版のリメイクでありつつも、途中から明確に異なる展開を辿る「独立した物語(あるいはループ構造を示唆する世界)」として構築されています。
Q3:最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のBlu-rayや配信はどこで見られますか?
A3:パッケージソフトや主要な定額制動画配信サービスにおいて、現在では自宅でも手軽に高画質な映像を楽しむことができます。
ここまで、エヴァンゲリオン映画の歴代公開日と、各作品がたどってきた歴史的変遷について詳しく見てきました。1997年の旧劇場版の衝撃から、2021年の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』による大団円に至るまで、庵野秀明監督と制作会社カラーが日本のアニメ業界に残した足跡は計り知れません。
公開日を追うごとに進化を遂げた映像表現や、時代を映す鏡のようなストーリーテリングは、今後も国内外の映像クリエイターやファンに語り継がれていくでしょう。自身のライフスタイルや好みに合わせ、公開順をたどりながら改めてエヴァの世界を深く味わってみてはいかがでしょうか。